映画マレフィセント1 感想文

マレフィセント (字幕版)

 

 

 

 

※ネタバレ注意
ダラダラと鬱陶しい、嫌な感想かいてます
とりとめもない感じでまとまりなし。映画の感想ってすごい適当にざっくりまとめるのは割りといけるんだけど、ダラダラ書くのは苦手…でも、アンジーの映画になると、アンジーがよかった!っていうまとめ感想になるのには定評があります

 

ご存じの方はご存じかと思うのですが、私アンジェリーナ・ジョリー大好きなんですよ、小4くらいから。トゥームレイダーがテレビでやってるのをみて、あ、私こんな風になりたい、って好きになりました。当時から強くなりたかったんですね。そんなこんなでかれこれ10年ほど好きです。彼女ってなんというか一挙一動話題に事欠かない、セレブの中でもかなりの大物なのでいろんな事が調べたらわかるので、そのなかで結構影響受けてきました。彼女のリベラルさによって今の私があるって言っても過言じゃないかも。まぁその話については長くなるのですが。

 

そんな私なので、公開すぐにでも観に行きたかったのですが、まぁ、なんと忙殺されておりまして。嘘です、お金がなかったのです。時間はないものじゃない、作るものなので。で、公開が2014/7/5で、こんな経ってから行きました。でも私のなかでの公開日は昨日(2014/8/18)なので。まぁ突然の経緯としては、行こう行こうとなってて、さぁ行こうって思ってた日のなかで、自担のプラベ流出があり、怒りとか落胆で煮えくり返ってて、もういやだ!!って家を飛び出して観に行きました。20:50~回(笑)シネマイレージカードやっとつくったのですが、残るカードなやにノーマルな赤じゃなくて、猿の惑星というなんとも微妙な感じのをセレクトしてしまったのはその自担のせいですね。これみたら、多分これからずっと自担の不注意を思い出す。

 

やっとキャストの話
アンジー扮するマレフィセントは顔を白くぬって、頬骨を強調して、真っ赤なリップ。非常に美しかった。年齢不詳な妖しい美しさ。ありゃベオウルフのあんな役もきます。衣装も彼女のすらりとした長身に似合うダークトーンのドレープドレスに黒のマント。後半の場内でバイクスーツみたいなのになったときはビジュアルがなんともバットマンじゃないけどそこらへんのを彷彿とさせて一瞬!?!!ってなりました
他キャストはマレフィセントの恋に落ちる相手のぶさいくというか、微妙さ?あれはどうにかならんかったのかっていまでも思いますね。でもカラスはよかった。滑稽さとか、従者感の非常にあるいい演技してはるなぁと。
オーロラ姫のエル・ファンング。あんまり印象なくて、かわいいけど…っていう印象だったけど、すごいチャーミングでオーロラ姫にピッタリだった。笑った顔の魅いられるキュートさね。
あと、3人の妖精のピンクがアンブリッジ先生だった。アンブリッジ先生またピンクだチーッスって思ってました、似合うんでしょうね(笑)

 

私洋画は基本的に字幕で観る派なんですが、ディズニーの子供から大人向けのものだからか、すごく聞き取りやすい英語が多かったイメージです。明瞭な分かりやすい英語使われてるんだろうなぁと。リスニング得意な人だったらすごいわかってたと思う。

 

映像の話。最近は、アバターとかのような、神秘的な自然を上から俯瞰するCGが流行ってるのでしょうか。綺麗だけど、どこか人の思うファンタジー的な自然の美しさがテンプレートなことに不安を感じる。

そんな中を幼少気のマレフィセントが飛んでるんだけど、ここらへんのスキップ感がすごかった。しょうがないけど。だって、子供から一気にアンジーだぜ?アンジー年齢不詳やけどもうアラフォーやで?せめて20代挟もう?って思った。まぁアンジー20代ってあれやったらイケるけどな!

 

あと翼を折られた時に、いくら睡眠薬とか飲ませたからって気づくやろ!って思ったの私だけ?だって普通に考えて翼まで神経通ってるんだから、言うなれば動物でいう尻尾もがれてる感じじゃないの?猫尻尾踏まれたらすげえ痛がって怒るじゃないですか?

 

続きます。マレフィセントが使う魔法で、自然に密着したムーア国の住民が人間を倒すっていうシーンが自然と人間の関係性を表しているように思いました。圧倒的力関係で、人間はいくら傲り高ぶってても結局自然には勝てない。征服したと思っても、その上をいく自然現象には勝てず、無力感を味わうことになる。だから、自然に打ち勝つのではなく共存し、自然と手をとりあうしかないってメッセージもありそう。あと、こういう概念は欧米の方が強そう。 上記とは矛盾するんだけど、マレフィセントは鉄で火傷するという弱点がある。それはまさに人間は争いや戦争で全てを焼き付くすことを思い出しました。ベトナム枯葉剤のような自然にはそぐわないもののまえで、簡単に歪められ、朽ちて滅びていく自然を象徴してるのかと。

 

徐々に芽生えるマレフィセントのオーロラ姫への愛情。
これが見処でしょうね。実際、母であるアンジーがすごいいい演技でした。笑ったり泣いたり絶望したり憎しんだりとすごく多彩な表情が表現されていました。そしてオーロラ姫のかわいさ。なんつーかわいさ。無邪気で純粋そのもののオーロラ姫も好演でした。最後のお城のシーンは最高だった。

 

養子で、肉親でなくても親になれる。これって最近の養子の増加へのアプローチかしら?多分こういうシーンがアンジーがこの作品に出演する決め手の1つになったのではないかなあと思いました。彼女の親子観、結婚観にも影響されてきてます。結婚が全てじゃないし、家族形態なんてどんなものであっても、結ばれてるって本人たちがわかっていて、愛していればそれでいいと思います。

 

お城のシーンでは、ドラゴンになって暴れるところで、個人的に?ってなった点。マレフィセントは多分あの場面では一番守りたいのはオーロラ姫じゃないの?って。確かにあの争いの場からは遠ざけたものの、そこから先は兵士と自分の身を守ることで精一杯。親の愛という面であれば、あそこでオーロラ姫に何か言葉を発したのではないかなぁと思うし、もう少し彼女を気にする素振りがあるのではないかって思いました。でも、オーロラ姫の行動はないとだめだもんね…難しい…

 

そこから王とのバトル。ここら辺でバイクスーツで角着いてるもんだから、バットマンというか、典型的な悪魔みたいなビジュアルになってたわよ…アンジーの長い手足がでなんとか綺麗に見せてたけど…
でも、殺しちゃうんだなぁって。あそこで許しあって理解しあうっていう展開もアリだったのに、殺してしまう流れにしたのか考察を重ねたいですね。だって、愛する娘のオーロラ姫のやっと会えた父親じゃないですか、一応。オーロラが城に駆けつけた所ですぐに引き離されるのはしょうがなくても、実の親、育ての親、という両方の存在を描くシーンがあるといいのでは?と。あと、王の傍若無人さに人望がなくなるという描写も。

 

このあと、一気に森へシーン転換したのも、エッてなりました。広間に出る前に帰ろう、一緒にって行ってたから、オーロラがドラゴンに乗ってマレフィセントが平行して飛ぶ、もしくは二人でドラゴンに乗る、ぐらいの、帰るということを実感させるシーンあるのかと思ったらなかった。ビックリ。なんだったら、千と千尋みたいな、あのハクに乗ってるような絵面想像してた、夕日のなか帰ってくシーン。←典型的な日本人の貧困イメージ

 

でも、最後のシーンはキレイだったし、いいまとめ方だったと思う~ただ、結びの言葉が、字幕では2つの国を1つにできたのは悪い顔といい顔の2面を持ち合わせた者だったっていうので、よくも悪くも子供向けな感じだった。人間には色んな面があるねってことを見せて、覚えてほしかったんでしょうね。でも、アンジーが空を舞う絵で終わったのはキレイだったし、エンディングらしくてよかった。安心する終わり方。

 

とまぁ、ダラダラ失礼しました。全体的に少し足りない感じはしたものの(映画の時間が短くてビックリしたけど、これは子供向けを意識して短くしてるのかしら?)、映像美をめざして、世界観を作り込もうとしてるのはすごく伝わったし、ディズニーらしい引き込まれるものでした。なによりアンジーがよかった!(安定)嫌なことどうでもよくなったし、ディズニーの作り出す夢に浸れたので最高でした。★★★★☆